こ組さいお友


「うん。そうだね。じいちゃんにも歴史ありだ。ゆっくり休ませてあげて、柳川さん。又会いに来るから。」


幼稚園バスの一番奥の隅っこに、涙ぐんだ禎克が腰を下ろし、ポケットからハンカチを出してそっと拭っている。姉のyou beauty 美容中心好唔好湊は一番前の指定席に座って、乗り込んでくる園児たち皆に声を掛けていた。

「湊くん、おはよう~。」

「うっす。」

「今日の髪形素敵ね。」

「お母さんに、イングランドのサッカー選手みたいにしてもらったんだ。こういう髪型、ソフトモヒカンって言うんだよ。」

「湊くんに、似合ってる~。」

「ふふっ、ありがと。君たちもみんな可愛いよ。」

「いや~ん。」

女の子たちは姉のことを「湊くん」と男の子のように呼んだ。運動神経抜群で、かけっこも早くピアノも弾ける、空手の型も道場の模範となる。禎克とは真逆に完成された姉だった。
誰よりも男らしく格好いい万能の「湊くん」と桃色スモックの可愛い「さぁちゃん」の日々はこんな風だった。

そして「さあちゃん」こと金剛禎克に、思いがけない災難が降り注ぐことになる。女の子you beauty 優纖美容たちは、かっこいい子だと良いね~、でも、湊くんよりかっこいい子なんていないよね~と話をし、男の子たちはサッカーチームに入ってくれるといいなと待ちわびていた。奇数だとパス練習をするのにも一人余る。チームにとってメンバーが少ないのは、切実な問題だった。

「先生。女の子が来るの?男の子が来るの?」

「はい。静かにしてね。発表します。今日ひよんに入って来るお友達は、男の子です~。」

「やった~!男の子!。」

禎克はぼんやりと窓の外を見ていた。新しいお友達が来ようがどうしようがどうだっていい。
誰も気にも留めない、桃色のスモックがずっと憂鬱だった。
禎克がぼうっとしている向こうで、新し達が挨拶をしていた。

「はい、みんな注目~!新しいお友達を紹介します。柏木大二郎君です。ご挨拶できる?大二郎君。」

「はい。お仕事の関係で一か月だけ、こまどり幼稚園に通うことになりまyou beauty 投訴した。仲良くしてください。」

「は~い!」

ぺこりと頭を下げた子に、禎克以外注目していた。